「軽い」「薄い」「特徴がない」と言われてきた日本のワイン。
その理由である、土壌のミネラル分不足を、廃棄処分されてきた貝殻を肥料として使用することで補い、世界品質のワインづくりを行うプロジェクトです。
ワインの醸造、原料であるぶどうの生産、肥料となる貝殻の供給など、山梨県内の企業や農業家が連携して行うプロジェクトであることから、経済産業省により農商工連携事業と認定され、支援を受けています。
欧州産ワインは、石灰質の土壌で栽培されたブドウを原料とするため、100gあたりのミネラル(カルシウム)含有量が15~20mg程度あります。これに対し、国産ワインのミネラル含有量は、土壌成分の違いから100gあたり4.4mg程度。欧州産ワインは味わいに複雑さが感じられますが、ミネラル分が少ない国産ワインは「薄い」「軽い」「特徴がない」と評されてきました。
ミネラル甲州プロジェクトの具体的な目標は、ワインに含まれるミネラル分を、五年計画で、100gあたり15mgにまで向上させていくことです。
2010年現在、ミネラル甲州プロジェクト第一弾商品「+WA(わ)」において、ミネラル含有量を9.8mgまで高めることに成功しております。